XLink Kaiの設定

まずはXLink Kaiがどんなものなのか公式HPを見ましょう。


次にXLink Kaiをするために必要なものです。

  • PC
    • Windows OS搭載した最近のものなら何でもOK
    • Macもいけるみたいだけど、僕はわかりません
  • XLink Kai対応USB無線LANアダプタ
  • 家のネットワーク環境
    • フレッツ光、ADSL、CATV等の情報
    • ルータの構成
  • 根性
    • 長く険しい道になるかもしれないです
    • あきらめずにがんばりましょう


でXLink Kaiの設定には2段階あると思っています。

  1. XLink KaiサーバとPCの通信設定
    • 主にルータの設定
  2. USB無線アダプタとPSPの接続
    • 主にUSB無線アダプタの設定


まずは「1.XLink KaiサーバとPCの通信設定」から行いましょう。

XLink KaiサーバとPCの通信設定

全体の流れ

  1. XLink Kaiのソフトをインストール
    • 公式HPを参考
  2. 通信確認
    • ここで通信できたかたはラッキー、ルータの設定いらず
  3. ルータの設定
    • ポートフォワード(NAPT、IPマスカレード、ポート変換、アドレス変換とも言う)の設定
  4. 再度、通信確認
    • ここで通信できなかった方は、ネットワークに詳しい方をつかまえて設定してもらいましょう

XLink Kaiのソフトをインストール

これは公式HPを参考にすれば簡単にできます。

通信確認

次にXLink Kaiを立ち上げて、サーバとの通信を確認しましょう。
ソフトを立ち上げて「ゲームアリーナ」をクリックして5分ほど待ちます。
そして「診断」をクリックして「reachable」の項目を確認します。

  • 「Yes」となっていればサーバと通信できています
  • 「No」や文字化けしていたらサーバと通信できていません

5分待っている間に「detache from engine」と出た場合もサーバと通信できていません。

CATVでインターネットを使っている場合はルータの設定をせずともサーバと通信できている場合があります。
[インターネット] ---- [CATVモデム] ---- [PC]


しかしルータを挟んでいる場合は(CATVの場合でも)ほとんどの場合サーバと通信できていないはずです。
[インターネット] ---- [モデム] ---- [ルータ] ---- [PC]
([モデム]はCATVモデムやADSLモデムやフレッツ光のCTUなど)


サーバと通信できなかった人は次の「ルータの設定」を行う必要があります。
IPアドレス、TCP、UDP、ポートフォワードなどを理解してルータを設定できる人にとっては簡単なことですが、そういうことにあまり詳しくない人にとっては鬼門となります。

ルータの設定

まず家の中のネットワーク環境を調べましょう。
ありがちな環境としては以下のような環境です。
[インターネット] ---- [ルータ] ---- [PC]
この環境を元に説明していきます。
前提としてPCとルータは有線LANで接続されているとします。


まず自分のPCのIPアドレスを調べましょう。
以下のサイトを参考にしてください。
http://www.auone-net.jp/support/adsl/and_ip/winxp_2.html
http://allabout.co.jp/computer/windows/closeup/CU20090322A/
ここではPCのIPアドレスは「192.168.11.2」とします。


次にルータに付属しているマニュアルを見てルータの設定画面を表示しましょう。
ルータの設定画面を表示させるには大まかに以下の2パターンがるので参考に。

  1. BUFFALO、Corega、I-O DATA等の家庭向け製品であるルータに多いパターン
    • IEなどのWebブラウザを開いて、URLに「http://192.168.11.1」「http://192.168.0.1」「http://192.168.1.1」「http://192.168.100.1」等を入力して接続
    • 上記URLに接続するとユーザ名とパスワードを求められるので、ユーザ名に「root」や「admin」と入力して、パスワードは空や「admin」で試します
  2. フレッツ光等の業者からレンタルしているルータに多いパターン
    • 専用ソフトで接続する
    • フレッツ光だと「スタートアップツール」というソフトがすでにPCにインストールされているはずです
    • レンタルしているルータでも上述「1.」の方法でつなぐ場合もあります。(Sonetなど)

わからなければルータメーカのサポートセンターに電話しましょう。


設定画面を表示できたらいよいよポートフォワードの設定です。
ポートフォワードはNAPT、IPマスカレード、ポート変換、アドレス変換とも言われます。(SSH等を使ったポートフォワードとは少し違う)
インターネットからルータに来た特定ポートの通信を内部のPCに転送する機能です。
この設定は各ルータによって違うので参考にいくつかのルータの画面を載せておきます。
分からない場合はルータのサポートセンタに電話しましょう。
それとここが大変参考になると思います。
http://www.akakagemaru.info/port/index.html


設定で注意しなければいけないのはXLink Kaiでは「UDP 30000」を転送するということです。TCPではなくUDPです。


BUFFALO WER-AM54G54

  • 「プロトコル」 → 「TCP/UDP」 → 「任意のUDPポート」を選択
  • 「プロトコル」 → 「TCP/UDP」 → 「任意のTCP/UDPポート」 → 「30000」を入力
  • 「LAN側IPアドレス」 → 「xxx.xxx.xxx.xxx.」先ほど調べたPCのIPアドレスを入力
  • 「LAN側ポート」 → 「30000」を入力


富士通 FLASHWAVE

  • 「プロトコル」 → 「UDP」を選択
  • 「開始ポート」 → 「30000」を入力
  • 「最終ポート」 → 「30000」を入力
  • 「ローカルIPアドレス」 → 「xxx.xxx.xxx.xxx.」先ほど調べたPCのIPアドレスを入力


フレッツ光 CTU

  • 「プロトコル」 → 「UDP」を選択
  • 「WAN側ポート番号」 → 「30000」を入力
  • 「LAN側端末IPアドレス」 → 「xxx.xxx.xxx.xxx.」先ほど調べたPCのIPアドレスを入力
  • 「LAN側ポート番号」 → 「30000」を入力


これでルータの設定は終わりです。
もう一度通信の確認をして見ましょう。
これでつながればXLink Kaiの設定の半分を終えたことになります。
つながっていない場合はネットワークに詳しい人をつかまえて、ルータの設定をお願いしましょう。
考えられる原因としては家のネットワーク環境が以下のようになっている場合です。
[インターネット] ---- [モデム兼ルータ] ---- [ルータ] ---- [PC]
この場合[モデム兼ルータ]にもポートフォワードの設定をしなければなりません。
先ほどルータに行った方法で同じように設定を行います。
ただし注意しなければならないのは[モデム兼ルータ]のポートフォワードでは転送先のローカル(LAN)側端末のIPアドレスは[ルータ]のWAN側IPアドレスになるということです。PCのIPアドレスではありません。
[ルータ]のWAN側IPアドレスはルータの設定画面で見ることができると思います。


わからないことがあればできる範囲でサポートしますでのご連絡ください。
Skype IDはこのはてなダイアリーのIDと同じです。


次にUSB無線LANアダプタの設定を行います。以下に続きをまとめました。
XLink Kaiの設定Vol.2 GW-US54GXSの使い方 - maru source


ではでは。