Webサービスを公開するという勇気

僕は今ひっそりとWebツールを作って、自分で使っています。
(WebサービスやWebアプリといえないくらい小さなものなので、Webツールと呼んでいます)
やっぱり作るからには他の人にも使ってもらいたいと思ってくるのですが、やはりWeb素人の僕が作ったモノを公開するのは大いに迷います。セキュリティのことだったり、デザインのことだったり(デザインも素人)、ユーザビリティのことだったりと。公開したら何かネガティブなことが起こるんじゃないかと。
そんな心配をしていて、じゃあ公開するに当たってどういうことに気をつけたらよいかを調べようとGoogle先生に聞いてみると、面白い記事をいくつか見つけました。
セキュリティはxxxが重要とか、デザインはxxxが重要とかそういうたぐいのものじゃなく、Webサービスを公開するにあたっての心構え的なもの。

上記の記事から気になるところを引用させてもらっています。
(文章中に混ぜたりしてるので、引用内容の表示は省略させてもらっています。不都合あれば連絡ください。)



  • リリースを怖がらない
  • サービスに名前をつける
  • ドメインを取る
  • コアな機能を作る
  • アイデアを洗練する
  • 色々な人に触ってもらう
  • 互いに褒めあう

リリースを怖がらない

とにかくリリースすること。デザインやセキュリティが甘いってディスられる?
いやいや、無名な個人がWebサービスを公開してもほとんど利用されない。100人も登録してくれれば上出来らしい。
(僕の感覚ではその人のブログページビューの1/10くらいかなと思ってる)
と言うことなので、色々考えるよりとにかくリリースしてみる。そしてリリースしてから修正していく。
それでもやっぱりリリースは怖いので、こう考えてみる。

  • こんな辺ぴなサービスを使ってくれる人は物好きやgeekに違いないから、少しくらい問題があっても大目に見てくれるはず
  • セキュリティのリスクを下げるためWebサービスに個人情報はなるべく保持しない(ユーザ名、パスワード、メールアドレスくらい。)

サービスに名前をつける

本当、名前って重要です。デザインやプログラム内やデータベースなどなど、色々なところに出てきます。それに名前をつけると愛着も湧きます。サービスを作るときはまず名前から。
僕も自分のサービスの名前はずいぶん時間がかかってしまいましたが、開発を始める前に考えました。

ドメインを取る

サービスの名前を考えたら、ドメインを取る。
これは自分を追い込む意味でも重要(笑)自分で外部に公開しているサーバを持っていなかったらサーバも借りる必要があります。というかメンテナンスやセキュリティのことを考えると自前よりレンタルしたほうがよいかも。
僕はさくらのサーバをスタンダードで借りています。月額500円、年間一括で5000円。安いです。データベースも使えるし、ソフトウェアだってインストールできます。
ドメインは取ってなかったんですが、最近とりました。.jpだったのでこちらは年間3800円。
サーバも借りて、ドメインも取るとやらなくっちゃ、公開しなくっちゃって気持ちになりますよね。

コアな機能を作る

サービスを公開するとなると、あれやこれやと色々作りたくなりますよね。でもそこはぐっと我慢して、コアな機能を作ったら公開しましょう。
機能が増えすぎると不具合も多くなるし、サービスのコンセプトがぼやける。基本はデータベースへのCRUD(Create Read Update Delete)を作ればよいのかな。
でも僕はもう少しこの機能を改善したいってのが色々あるわけです。まあ基本は週末開発なので、開発時間が少ないということで勘弁してください。

アイデアを洗練する

アイデアを煮詰める前にいきなり作ってしまうと、後から「これも必要だった」ってのが多くなって手戻りやつぎはぎが多くなる。
僕の場合は

  1. 頭の中でアイデアを考える
  2. 脳内シミュレーションで使ってみる
  3. 親しい人に意見を求める

を繰り返して煮詰めて行きます。もちろん途中でメモしたりデザインをスケッチしておきます。親しい人に意見を求めるときはサービス全体について聞くんじゃなくて、その中の目玉機能について聞いたり、困っている点を具体的に聞いたほうが良い気がします。

色々な人に触ってもらう

開発を続けていく上でやっぱり自分以外の人にも触ってもらって、意見をもらいたい。やる気の持続にもすごく必要。
こういう順番で触ってもらう人を増やそうと考えています。

  1. 開発初期段階は自分だけ
  2. 少し使えるものになったら1人テスターを見つける
  3. 公開したらブログで宣伝したりして友人や見ず知らずの人に触ってもらう

「これ、すごく便利」とか「毎日使ってます」とか言われたらすごく嬉しいですよね。
逆に「xxxが使いにくい」とか「xxxみたいな機能が欲しい」とか言われてもへこまない & 否定しない。ちゃんと聞き入れて、自分の中で吟味する。確かにあったほうがいいかもしれないし、不要かもしれないので。特に「xxxみたいな機能が欲しい」といわれると「へっ、分かってないな。このサービスにはそんな機能は不要」ってオレオレ状態になりやすいから特に気をつけるべし。

互いに褒めあう

二人以上で開発してるなら確かに褒めあったほうが良いですよね。相乗効果的にやる気を高める。でもサービスを変な方向に導かないように気をつける必要があるかも。
でも僕は1人で開発なんですよね(´・ω・`)二人での開発とか経験してみたい。




と、長々と書きましたが僕はまだ公開しません(笑)
いや、一人使ってもらっている人がいるんだけど、その人からのアドバイスをもう少し実装したほうが良いので。


最後に一言。サービスを作るなら絶対、
自分が使いたいものを作る!!
自分以外に誰も使ってくれなくても、自分だけは使いたいものを作る。そうでなくっちゃ継続できないし、なによりいいサービスはできないと思うから。