最近Twitterの運営がちょっとわちゃわちゃしてるからか、Trickle(トリクル)をおすすめしてくれるツイートを見かけて大変うれしいです 😁
Trickleすっかり気に入ってしまった。ブログに近いかな、日常のつぶやきとか好きなものとかメモとかがどんどんトピックに貯まっていくのがすんごい楽しい。Twitterは主に情報収集用になる予定。
— ザウコ (@Zauko) 2022年11月22日
Trickleの何が良いって、アクティビティ別につぶやきを分けられるしアクティビティごとにサブスクができたりするところ。
— Kicca(吉華)⚾️ (@Kicca_ctb) 2022年11月18日
野球向けに使うなら、チーム別とか好きな選手別とかに分けておいたり。あるいは写真用に分けておいてもいい。あとはそのアクティビティごとにつぶやいてくだけ。
Trickleはマジでおすすめ>RT
— 黒い塊 (@bottomofalake) 2022年11月9日
例えば、このアカウントのする歴史史料の話は興味あるけど、ゲームとかついて行けないし頭痛くなるんですけど……みたいな時は、歴史トピックの読者になるだけで良いので。
トピックありきで投稿されるから。
長文も修正も可能で、blogのイメージに近いよ。
みんな!!Twitterの代わりにTrickleもおすすめだぞ!!
— 眠藻🟢創作垢 (@sskask07320377) 2022年11月9日
好きな話題を自由に割り振れるし文字制限もないぞ!!
ちょっとTwitterはさわがしいなって感じの人には特におすすめhttps://t.co/NTN9qKYbq1 #trickleday
他にもたくさんツイートされててすごく嬉しい
このビッグウェーブ(?)に乗るしかない!ということでTrickleの紹介記事を書きました。今回は機能面での紹介をしていきます。コンセプトやなぜ作ったのかなどは以前に書いたので興味のある人は読んでみてください〜。
トピック
自分の好きな話題(読書とか映画とかポケモンとか)を「トピック」として作成し、そのトピックごとにメモを書いていきます。ようはブログのカテゴリなのですが、Trickleでは必ずこのトピックごとにメモを書いていく必要がります。
そう聞くと面倒と思うかもしれませんが、自分の中でトピックがはっきりしている人にとってはすぐに慣れますし非常に便利です。逆にふわっと日常のことや思ったことを書いてくのは合わないかもしれないです。ちなみに僕は日記トピックを作ってそういうふわっとしたことも書いているのでやろうと思えば全然できます。
あとはアカウント分けをしなくても、トピックを使えば書き込みを分けられるので便利という感想もよく見かけます。
自分のトピック一覧 | ホーム画面(自分のメモのみが表示) |
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アクティビティ
先ほどメモと記載したものをTrickleでは「アクティビティ」と呼びます。Twitterの「ツイート」、ブログの「記事」に相当するものです。
アクティビティの由来は日本語訳そのままで「何かしらの”活動”」という意味です。スポーツ、ゲーム、料理、などなど自分の好きな活動について書いていく感じです。とはいえ、使い方はユーザにとって色々です。欲しい物をひたすら書いていく人もいれば、家族や友人と話して面白かったことなどを書いているユーザもいます。
アクティビティの文字数制限は5000文字です。なので基本的には文字数制限に困ることはないと思います。長文を書いたときは折りたたんで表示されるので見づらくなることもありません。編集も自由にできます。時間制限もありません。ちなみに5000文字に特に意味はなくて、将来はもっと大きくするのもありかなと思っています。というのもブログ記事のように超長文を書き留めるという使い方も視野に入れており、Markdownへの対応も検討しているからです。
動画の添付には未対応です。画像は添付できるのですが動画には対応していません。これは意図的ではなく単純に開発が間に合ってないだけです。そのうち対応したいと思っています。
個人開発してるツールについて書いたアクティビティ
リンク
アクティビティにはリンク機能というものもあります。これは引用リツートみたいなもので、他のアクティビティを紐付けることができます。複数リンクすることも可能です。
また、自分がリンクしたアクティビティ一覧や、リンクされたアクティビティ一覧も見ることができます。これは自分だけではなく他のユーザのものも見ることができます。
友人のアクティビティにリンクしてる様子
振り返り機能
日々どれくらいアクティビティを書いているかはタイル機能*1で振り返ることができます。たくさん書いてる日は濃い緑になります。このタイルをタップするとその週のアクティビティを見ることもできます。
他にも年間の書き込みを振り返る事ができる年間データ機能というのもあります。ある年に書き込んだアクティビティの件数、日数が見れます。トピックごとに見ることも可能です。
年間の利用状況 | その年のアクティビティ | その年のトピックごとの利用状況 |
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見た目の変更
Trickleではアプリの色を変更できるカラーテーマを提供しています。14色のカラーでライトバージョンとダークバージョンがあるので28パターンあります。ちなみに僕が愛用しているのはカラフルテーマのダークバージョンです。このカラフルテーマは背景がユーザアイコンの画像や、トピックの画像になるので、かなりカラフルになって楽しいです。
他にも細かいですが、ユーザ名の後ろにバッジをつけることもできます。バッジの種類は600種類以上あります。
テーマ一覧 | ピンクライトテーマ | カラフルダークテーマ |
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ユーザブロック
特定のユーザをブロックすることができます。ブロックするとお互いに「アクティビティ閲覧不可」「アクティビティのリンク不可」「トピックのサブスクライブ不可」などの状態になります。
各プラットフォーム対応
Trickleはスマホ版・デストック版・ウェブ版で利用できるのですが、それぞれ明確に利用目的が設定されています。
- スマホ版(iOS・Android)
- 書く・読む含めたすべての機能を利用できます
- Trickleはスマホアプリ版を使うのが前提となっています
- アカウント管理やウェブへの公開などもスマホ版で操作します
- デスクトップ版(Windows・Mac)
- 書くことに特化したアプリです
- 例えば「パソコンでなにか作業をしているときにそのことをTrickleにも書き留めていく」みたいな使い方です。
- 基本的には自分のアクティビティを書くことしかできず、他人のアクティビティ見たりということはできません
- ウェブ版
- 自分のアクティビティをTrickle外に共有したい場合に使います
- 例えば「映画の感想をTrickleに書いたけど、Twitterにも流したい」ときに、そのアクティビティをウェブに公開できます。
- なので実際はウェブ版というよりウェブ公開機能になります。そのためウェブ版はログインや書き込みなどの機能はありません。
トピックをまるごとウェブに公開したり、アクティビティごとに公開を設定することができます
サブスクライブ
Twitterのフォロー機能に相当するものとして、Trickleにはサブスクライブ機能があります。しかしフォローと違い、Trickleでは「興味あるユーザの興味あるトピック」をサブスクライブします。これは「Aさんの読書トピックをサブスクするけど、ゲームトピックはサブスクしない」という使い方ができます。
Twitterにも同名のトピック機能やInstagramのハッシュタグフォロー機能がありますが、これらはサービス全体で共通のトピックやハッシュタグとなっています。一方Trickleのトピックはユーザ個別のものになっています。なので単純に特定の話題を見たいというよりも、自分が興味を持っているユーザの話題を見ることができます。「読書の話題なら何でもよい」ではなく「このユーザの読書トピックに興味があるのでサブスクする」という感じです。
つまりサブスクしたトピックはその人にとって非常に興味があるものになるので、サブスクしたトピックにアクティビティが書き込まれるとプッシュ通知が飛んできます。
このプッシュ通知をOFFにする機能は提供しておりません。トピックごとにプッシュ通知をOFFにできるようにして欲しいという要望は当初からあります。しかしこの仕様はサービスのコンセプトに基づいた意図的なものです。やや特殊な仕様であるのは認識していますが、自分自身にはこの仕様がプラスに働いている面が大きいため現在の仕様を続けていくつもりです。もしどうしてもプッシュ通知をOFFにしたい場合はスマホ自体の機能でTrickleのプッシュ通知をOFFにしてもらう必要があります。
サブスクしているトピックの内容はホームタブとは別タブになっています
検索
アクティビティやトピックを検索することができます。アクティビティの検索については「サービス全体から」「自分のアクティビティから」「サブスクしているトピックから」というような検索も簡単にできます。ただし、検索機能自体はあまり作り込んでおらず内部的にはただの文字列マッチです(Like検索)。本当はもっといい感じに作りたいのですが時間が取れていません。
自分の過去のアクティビティを検索できるのは便利です
ログイン
TrickleはGoogleログインのみ*2をサポートしています。以前はパスワードログインでの利用だったのですが、現在は提供しておりません*3。パスワードログインはパスワードというセキュアな情報をサービスに保存することにもなりますし、パスワードリセットの提供も必要になるため廃止しました。
鍵機能はない
サブスクを承認制にする機能(いわゆる鍵アカウント)は提供しておりません。この機能に対する要望も当初から結構あるのですが、今のところは提供する予定はありません。というのも承認制について僕は以下のように理解しているためです。
- 承認制は「サービス内でユーザ同士のコミュニケーションを円滑・安全にするための機能」と理解しています
- しかしTrickleはコミュニケーション自体をそんなに重視はしていません
- なので承認制はサービスのコンセプトに合わないと考えています
- どうしてもサブスクしてほしくないユーザがいる場合はブロック機能があります
- 承認制の機能を作るのは難しい
- 技術的には認可と呼ばれる仕組みを作ることになるのですが、これを問題なく作り運用していくのは難しいです
- 実装に問題があると最悪の場合、認証されていないユーザが内容を見れる可能性もでてきます
- 承認制を提供した場合、使い方を工夫すると「DMのような個人間のメッセージのやり取り」を可能にしてしまいます
- DMのような機能を提供するには電気通信事業の届け出や登録が必要になります
- 承認制の機能がここに該当するかは専門的知識がないので正確にはわからないのですが、安易に提供するわけにはいきません
また、個人的な感想では承認制を必要に思ったことが一度もありません。Trickleは自分の余暇の時間を捻出して運営しているため、自分が必要と思わない機能はなるべく作らないようにしています。これは運営を長く続けていくためになるべく負担を減らしたり、モチベーションを保つためです。ご理解いただけると助かります。
一方で「完全に自分しか見れないトピック」は欲しいと思うことがあります。僕はTrickleにいろいろなことを書き込んでいるので、よりプライベートなこと(例えば子供の写真だったり、他人には知られたくない内心だったり)もTrickleに書きたくなります。わざわざ別アプリに書くのは面倒です。というわけでこの「完全に自分しか見れないトピック」は今後検討したいなと思っています。
以上Trickleの機能を紹介しました。興味のある方はアプリをダウンロードしてみたり、僕のウェブ版をみてもらうと雰囲気がわかると思います。
Twitterから乗り換えるというよりは、Twitterを情報収集・発信・コミュニケーション目的などで使い、Trickleを自分のための記録や考えの整理なんかに使うのがいいんじゃないかと思っています。