今年やったことをアピールして一年を締めくくる

こんばんは丸山@h13i32maruです。 もう2018年も終わりなので、今年やったことを振り返りがてらアピールして(どこに?)一年を終えようと思います。

Jasperの開発

個人でJasperというGitHub用のIssueリーダーを開発しています。リリース当初の2016年は$12の買い切りで販売していました。なんですが、色々考えた結果、今年の7月に無料&OSSとして公開することにしました。詳細については「Jasper(GitHub用のIssue Reader)を無料にしました」に書きました。今見たらGitHubのスターが963になってる。もうちょっとで1000超え!jasperapp/jasper

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ただ、無料化したあとは別のことをやっていたので、ほとんど進捗を出せていません。 Pull Requestして頂いてる方々、すみません🙇 来年がんばります!

Trickleの開発

これまた個人でTrickleというサービスを開発しています。リリースしたのは今年の11月です。詳細は「気兼ねなくアクティビティを書き留められるTrickleというサービスをリリースしました」としてブログを書きました。

このTrickle、開発に取り掛かったのは2017年9月です。そこからたしか1週間くらいで基礎的なところは作り上げて自分で使い始めたと思います。その後に同僚数名にクローズドテストに参加してもらいながら開発をしていきました。ただ、ある程度作って自分で使っているともう満足しちゃって、細かいところの実装やブラッシュアップを放置したまま1年くらいクローズド運用をしていました。でも、流石にそれじゃだめだろうってことで、今年の9月ぐらいに色々細かいところを作り込んで、11月にリリースできた感じです。

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リリースしたら意外なほど反響があって、その日のうちにAbemaTVに出演させてもらったり、Gigazineに掲載されたりしました。ありがたい😆

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これで「エンジニア向けプロダクト(ESDoc)」「サービス開発者向けプロダクト(Jasper)」「非開発者な一般向けプロダクト(Trickle)」の領域にリリースできました。なので、しばらくは個人開発で新しいものを作るのをお休みして、それぞれの改善をする予定です。

サポータークレジット

JasperやTrickleを使ってくださっている方々から時々「投げ銭したい」という声をいただくことがありました。そう言っていただけるのは大変ありがたかったのですが、ちゃんとした手段を用意できていなかったので、Trickleのリリースと同時に「サポータークレジット」というものをこっそり試験的に販売開始してみました。

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一口$5から購入することができて、購入すると僕の個人サイトに名前が掲載されるというものです。購入者には実質的なメリットはないので、本当にお気持ちでいただくという感じになっています。ちなみにただの投げ銭にしなかったのは同僚が調べてくれたこちらの記事を参考にしたためです。

インタビュー

Forkwellさんのリレーインタビューを受けて、記事にしていただきました。

クックパッドの料理好きなエンジニアが個人でもヒットツールを作り続ける理由とは?- クックパッド 丸山亮 氏

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こちらは主にエンジニアを対象として紹介形式のリレーインタビューです。こういうインタビューって初めてだったのですごく緊張しましたが、事前に僕のことについて色々調べたりブログを読んできてくれていたので、大変話しやすかったです。ろくろ(古い?)を回す実績も解除できました。

マネージャー業

2015年あたりから仕事ではあまりコードは書かずに、PdMやPjMというのをしていました。そして2018年はついにマネージャー業(クックパッド株式会社 投稿開発部 部長)というのをすることになりました。会社の基幹事業・プロダクトなので、その話を引き受けるときはすごく悩みましたが、こんな挑戦そうそう無いかなと思って飛び込んでみることにしました。

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マネージャーの仕事は「会社への利益」「ユーザへの価値」「メンバー(部)の満足度」の三方良しを達成するのが目標だと思って、1年やってみたのですが、想像の100倍くらい難しかったです。というのもこの3つの中心にあるのが「どんなissue/job/インサイトに取り組むか」だと思っているのですが、それを見つけたり構造化することが難しすぎるので、結果として三方で成果を出すのができなかったという感じです。。。「人は無能になるまで出世する」というピーターの法則を感じまくる1年でした。

ともあれ、一緒にやってくれた部のメンバーには感謝しかないです。ありがとうございます!

読書

前述のマネージャー業をやるとなったとき、本当に何をどうして良いのかわからなかったので、今年の前半は色々な本を読みました。主に事業やプロダクトの戦略をどうたてるか?インサイトやジョブをどうやって発見するか?どのように構造化を行うか?メンバーや組織をどうやって運営するか?などについての本です。

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例えば「ストーリーとしての競争戦略」「USJを劇的に変えた、たった一つの考え方」「ザ・ゴール1&2」「ティール組織」など30冊ほどです。特に「ストーリーとしての競争戦略」は良かったです。アナリシス(分析)の対となるシンセシス(総合)という概念の重要性が学べました。今年の後半はこれらの本で学んだことを仕事で実践するのを意識していました。先達の知恵、本当にありがたいです。これらがなかったら今年は途方にくれていたと思います。

Magic: the Gathering

中学生時代に少しだけ遊んでいた「マジック・ザ・ギャザリング」というカードゲームに今年復帰して会社の同僚と遊んでいます。復帰のきっかけは家に残していたカードで奥さんと対戦したのがきっかけです。奥さんには半ば無理やりやらせてみたのですが案外楽しんでくれました(とはいえ、自分でデッキを構築するというまではいかなかった)。

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中学生時代はルールの理解も曖昧だし、プレイングというものは無いし、何よりお金が無かったです。でも今はインターネットもあるしお金もある程度使えるし、ということで大変楽しくやれています。特にデッキを自分で構築してそれを使って同僚とワイワイしながら対戦するのが本当に楽しいですね。

できなかったこと

僕はマルチタスクというものが本当に苦手で、一つのことに集中したらそれだけしかできなくなります。例えば、Jasperの開発をしているときはそれだけをし続けます。そして一段落ついたらようやく違うことに取り掛かれます。なので、今年は本当はやりたかったけどできなかったことがいくつかあります。

  • ESDocの開発
    • 個人でJavaScript用のドキュメンテーションツールを開発しているのですが、今年は進捗だせなかった
  • CodeLunch.fmの再開
    • ソフトウェアエンジニア向けのポッドキャストをやっているのですが、今年こそは再開するぞと思っていたんですが、こちらも進捗だせなかった
  • バドミントン
    • 途中ちょっと復帰したのですがなかなか続けられなかったので、運動不足解消のために来年は頑張る
  • もくもくプロダクト(仮)
    • 個人でプロダクトやサービスを開発している人たちで、平日朝とか夜に1時間ぐらい集まって、もくもく開発するみたいなのをやりたいなーと思っていたんですが、何も動けなかった

来年は新しいことに挑戦するというよりは、ここに挙げたそれぞれのものを改善したり再開していくことに時間を使う予定です。

それでは良いお年を〜。