こんにちは丸山@h13i32maruです。
現在、Trickleという「気兼ねなくアクティビティを書き留められるサービス」を開発しています。去年の11月にiOS/Android用のスマホアプリをリリースしたのですが、今回Windows/Mac用のデスクトップアプリをリリースしました🎉(11ヶ月ぶり2回目のリリース)
Trickle - Write down your favorite activities without hesitation
というわけで、今回あらためてTrickleを紹介します!以前見かけて気になっていた人、使ってみたけど離脱しちゃった人、全然知らないけど偶然この記事にたどり着いた人、これをきっかけにちょっと試してみませんか!?
トピック & サブスクライブ
Trickleとは自分の好きなアクティビティ(活動)について気兼ねなく書き留めるサービスです。気兼ねなくと書いたのは、このサービスはクローズドなアプリではなく、オープンなサービスだからです。サービスにログインすれば誰でも他の人が書いたアクティビティを見ることができます。
でも、気兼ねなく書きたいのならクローズドのほうが良くない?という疑問をもたれるのは当然だと思います。これは僕の考えですが、オープン(=人の目)であることは良い影響をもたらす面があると考えています。例えば文章の書き方や内容を意識する、他者から影響を受けて活動を始める/続ける、活動についてコミュニケーションをとる、などなど。でもオープンであることは上手に使わないと良くない影響(書きづらくなる、居づらくなる、など)がでてきます。
そこでTrickleではトピックという機能を中心に、オープンでありつつも気兼ねなく書き留められることを実現しています。
トピックというのはユーザが自由に作れるアクティビティのカテゴリみたいなものです。このトピックはいわゆるハッシュタグとは違い、各ユーザ固有のものとなります(Aさんの読書トピックと、Bさんの読書トピックは独立してる)。Trickleではこの自分で作ったトピックごとにアクティビティを書き込んでいくことになります。
こんな感じで、みんな自分の好きなトピックを思い思いに作っています。
そして、他の人の感心があるトピックを自由にサブスクライブ(フォローのようなもの)することができます。こうすることで「Aさんのゲームトピックには興味ないけど、読書トピックには興味あるのでそれだけサブスクライブする」ということができます。これは裏を返すと自分のトピックは見られることがあるけど、それは本当にそのトピックに興味がある人しか見てないということです。よって「見てる人の気持ちを考慮しながら書くか書かないか考える」という煩わしさを無くし、気兼ねなく書けるという構造を作り出しています。
それとトピックには自分が作ったトピック以外のことを書くのを抑止する効果があります。結果としてTrickleには自分の好きなものだけが集まる構造になります。ただし、「つぶやき」「雑記」みたいなトピックを作るとそれを崩すことも可能です。このあたりはユーザに委ねている部分です。
リンク
気兼ねなくを実現するための他のポイントとして、Trickleには一般的なSNSにある、コメントやいいね、リプライなどはありません。じゃあコミュニケーションとれないの?と思われるかもしれませんが、Trickleにはリンクという機能があり、使い方次第でコミュニケーションを可能にします。リンクという機能は「自分のアクティビティに他の誰かのアクティビティを紐付けて書くことができる」というものです。Twitterの引用RTに近い形です。
このリンクとトピックを合わせることで、自分にあったコミュニケーションの方法をとることができます。例えば「Like」というトピックを作って他の人のアクティビティをリンクしていけば、イイねになります。「返信」というトピックを作ればリプライに、「ブックマーク」というトピックを作ればお気に入りに。そして、このリンクという機能はサービス内では拡散されづらい構造になっています。なぜかというと、その「Like」や「返信」などのトピックをサブスクライブしている人にしか伝搬しないからです。そして「返信」などの双方向のコミュニケーションがヘビーになりづらい機能でもあります。結果として、一般的なSNSよりも抑え気味なコミュニケーションになるので、気兼ねなくというのをサポートしています。もちろんこのリンクは自分のアクティビティを紐付ける事もできるので、コミュニケーション以外にも使えます。僕は目次のような使い方をしていますし、ユーザによってはリンク機能をハックして独自の使い方を編み出している人もいます。
全体像
という感じで、Trickleではトピックを中心にして、他の機能を連携させることで、オープンなのに気兼ねなく書き留められるサービスとして設計しています。
Trickleは自分のアクティビティを書き留めていくことがメインで、おまけとしてコミュニケーション要素があります。一般的なSNSは真逆で色々な人とのコミュニケーションがメインです。なのでSNSを「自分の記録」として使おうとすると色々ストレスになります。もしSNSを自分の記録としても使っているようでしたら、ぜひTrickleを試してみてください!(そういえばTwitterもトピック機能を考えていたり、インスタグラムもいいね数を見えなくするなど、色々検討してるみたい)。
実際のユーザ視点での感想は見つけた範囲でここにまとめています。気になる方は見てみてください。
デスクトップ版
そんなTrickleですが、スマホ版に加えてデスクトップ版(Windows/Mac)をリリースしました!なぜデスクトップ版を作ったかというと、長文やパソコンでの活動について簡単に書き留められるようにするためです。ユーザの使い方を見ていると、パソコンからスマホに画像を転送してからTrickleに書き込んだり、スマホにキーボードを付けて長文を書き込んだりというのをちらほらみかけました。僕自身もパソコンでの作業中にTrickleに書きたいなーと思うことがしばしばありました(余談ですがTrickleデスクトップ版を開発するのに、開発中のデスクトップ版を使いつつ、開発のアクティビティを書き留めていきました。セルフホスト感があって大変楽しかったです)。
そういう経緯から、デスクトップ版は書くことに特化させています。なので、他の人のトピックを見たり検索したりというのには対応していません。将来的には作るかもしれませんが、そうなったとしても書くことがデスクトップ版での最優先事項として設計するつもりです。それとデスクトップ版では新規アカウント作成には対応していないので、まずはスマホ版でアカウントを作り、Trickleの雰囲気を理解してからデスクトップ版を使ってもらうことをおすすめしています。
というわけで、デスクトップ版による11ヶ月ぶり2回目のリリースでした。好みが分かれるサービスだと思うのですが、少しでも興味を持った方はぜひ試してみてください!Twitterやインスタグラムを何かの活動記録に使っていたり、Slackなどで記録用の分報をしてる人に相性いいと思います。
そしてTrickleについてブログを書いてくれたり、ツイートしてくれると嬉しいです。そのときは#trickleappmeをつけてくださいー!