入社して一週間、素早く生き残るためにやったこと(Ubie)

こんにちは丸山@h13i32maruです。1.5ヶ月の仮想無職をおえて、ついに3月1日から新しい会社(Ubie ユビーというヘルステックスタートアップ)で働き始めました。一週間働いてみて思ったのは、医療ドメインとUbieの事業構造(課題、ソリューション、プロダクト、マーケット)がおもしろい。これにつきます。医療ドメインは誰にとっても身近でありながら、その奥にはすごい森が広がってるみたいな感覚になりました。知的好奇心をうずうずさせるようなプロダクト開発が好きな人には凄く合うと思います。

そんな面白いことに関わるんだから早くパフォーマンスを出したい!というわけで、入社して一週間でやったことを残しておきます。事業構造の図を書いてみたり、組織の波に乗ったり、Slackの分報を活用したりなど。先日の転職の意思決定という記事では事業ドメイン、組織、自分の成長、報酬という軸で考えたので、今回もそれに合わせて書いておきます。ただし、報酬は雇用契約以上でも以下でもないので特にやったことはありませんでした。

目次

🏥 事業ドメイン

事業構造の図を書く

社内のカルチャーガイドにUbieが考える医療の課題やそれのソリューションが書かれています(カルチャーガイドは社外版がある)。これを読み込んだのと社内で見聞きしたことをがっちゃんこして、課題、ソリューション、プロダクト、マーケットの関係を自分なりに図に書いて咀嚼しました。図にしてみると各所がすごく良くシナジーしていて、事業構造のお手本のようでなるほどな〜となりました。その図を見せられないのが非常に残念ですが。

ドメインエキスパートと話す

サンプルカルテを社内のドメインエキスパート(Ubieでは本物の医師も在籍している)に解説してもらう会があったので参加しました。問診がどう行われるのかとか、書いてある問診結果の読み取り方などを聞く会です。たとえば

  • 「肩で息をする」と書いてあった場合それは単純にその動作を表すだけでなく「自助による呼吸が必要なレベル」と解釈する
  • 病院まで一人で来た(独歩)、杖や付き添われてきた(護送)、担架で運ばれてきた(担送)など、どうやって病院に来たかは重要
  • 深ぼっていく問診、広げていく問診、時系列に沿う滑らか問診

などなど。この話をもとに、帰宅後に奥さん(看護師)ともカルテの話もしました。カルテや問診というのは医療における独自の言語なんだなと面白かったです。

施策について質問する

Ubieでは隔週でランダムに数人集まりお互いやっていることについて会話します(コラボミーティングと呼ばれる)。そこでヘルステックならではの○○についてとか、今最も力をいれてる○○施策とかについて話を聞きました。新参者な僕には、それらについて分からないことが色々あります。なので素直に質問したり、分報に聞きに行ったりしました(Ubieでは全員がSlackに分報を持っている)。このへんはここで詳しく書くわけにはいかないのですが、すごく面白かったです。

今後
社内のnotionにも色々なドメイン情報がストックされているので、それらについても今後読み漁りたいです。

👥 組織

波に乗る

組織(カルチャー)については自分から動くというよりは、オンボーディングや日々の型がかなりしっかり設定されていてそれに参加しました。特にオンボーディングは手厚くすごく体験がよかったです。まだ参加したことのないものもありますがざっくりこういう感じです。

  • 3daysオンボーディング
  • 毎週のカルチャーメンター1on1
  • 課題図書・推薦図書の読み込み*1
  • ホラクラシー関連
    • タクティカルミーティング
    • ガバナンスミーティング
  • OKR関連
    • 毎週の全社会でOKRについて各事業から話す会
    • 毎月OKRをチームと代表ですり合わせる会
    • 隔週でランダムで集まった数人でチームの仕事について話す会
    • 月末の全社会では事業全体について話す会
    • 四半期ごとのオフサイトで次四半期のOKRを話す
  • 採用関連
    • リファラル採用のオンボーディングと伴走
    • 声をかけたい人達のリストアップ会
  • スクラム関連

どんな組織(カルチャー)にしたいか・どうすればそうなれるかをしっかり考えて言語化し、型を作って運用する。これが実践されているので、どのフレームワークも形骸化させずしっかり根付いているように見えました。純粋にめちゃ凄い。人が集まるだけではカルチャーは自然と作られない。意図を持ってカルチャーを作る必要がある。そんな感じです。

ブログを書く

Ubieでは「全員で採用活動していく」というのがマジで行われています。全社OKRに採用の話がはいっていますし、オンボーディングに採用のセクションがあります。オンボーディング後も継続的な採用活動サポート(伴走)が行われます。 その採用活動ですが、Ubieではリファラルがメインです。僕はあまりリファラルが得意ではないので、代わりに積極的にブログを書くようにしています。内容はUbieの話に限らずエンジニアリングや雑多な話も含めて、先月半ばから合計4本書きました。もともと文章を書くのは好きなので、頑張って続けていきます。

今後
じゃあ実際その組織はどうなの?という話なんですが、正直一週間だと理解するのが限界で実践はできていません。なので来週からは徐々に実践していきたいですね。

🧑‍💻 自分の成長

※ソフトウェアエンジニアとしての成長について

環境構築

ソフトウェアエンジニアの入社儀式として、開発用の環境構築で色々ハマるというのも経験しました。けどそれは常に変化する事業にソフトウェアが追従しているのでそういうものだと思います。ハマったところは本人がドキュメントを更新するの精神でPRを出したりしていました。今はgood first issueをやっています。

分報で互助

同日入社のソフトウェアエンジニアの方がいらっしゃったので、お互いの分報で環境構築の助け合いをしたりしていました。同日入社の方がいるとなんか安心感が得られますね。

今後
僕が入ったチームではGCP, Docker, k8s, Kotlin, SpringBoot, Ruby, Rails, React(Hooks)あたりが使われています。少し触ったことあるものから、全く触ったことのないものもあり、暫くはこのあたりを学習していく必要がありそうです。僕はあまり手が早いタイプではないですが、やっていくぞ!

🌱 その他

分報にどんどん書く

入社が決まるとSlackに自分の分報が作られます。僕はそこに何でもどんどん書いていきました(もともと分報好きなタイプ)。些細な疑問や感想にもレスがもらえたりするのですごくありがたいですね。もちろん雑談チャンネル、質問チャンネル、チームチャンネルもあるので、慣れればそういうところで聞いていくのがよさそうです。ただ少し驚いたのは、前職と比べてSlackはわりと静かな感じがしました。

本人が入る前から元同僚に荒らされており治安がやばい

物理出社

Ubieでの最初の一週間は物理出社しました。業務メンターも物理出社してもらえたので、隣で仕事をすることができて大変助かりました。コロナの影響により前職ではリモートワークをしていたので、物理出社で働くのは一年ぶりです。やはり何もわからん新参者にとってはすぐ隣に相談できる人がいるのはありがたいですね。しかし通勤はめちゃ大変というのを思い出しました(ドアツードア40分)。通勤は身体に良くない!多くの社員がリモートワークなのもあり、来週からは僕もリモートワークにします。

今後
新参者がリモートワークでうまくやっていくにはどうすればいいのかとか、雑談はどうしたらよいのかとか。このあたりは自分なりに手探りしていくつもりです。


というわけで入社一週間でやってることでした。早くパフォーマンスを出せるようにやっていくぞ!次は入社一ヶ月後ぐらいにまたブログ書こうかな。

ではでは。

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転職を考えていなくてもUbieに興味持たれた方はお気軽にDMください。もしくは採用サイトからカジュアル面談や会社説明会に申し込むこともできますー。どうぞよろしくおねがいします 🙏

*1:How Google Works、一兆ドルコーチ、Measure What Matters、スクラムガイド、Running Lean、医療現場の行動経済学